2017.08.29

道路空間の新たな活用方法

自動車のための道路が、人のためのステージに変わる

先週の日曜、弊社事務所のある表参道では「原宿表参道元氣祭 スーパーよさこい」が行われました。

このイベント、どこで行われているのでしょうか?

そう、道路なんです。道路がステージになって、多くの人々が大きな音楽に合わせ、威勢のよい掛け声とともに踊りを繰り広げます。

周りにも多くの観客がいらっしゃいます。本場高知のよさこいでも道路が利用されています。他にも、阿波踊りなどお祭りで道路がステージとして使われている例は、みなさんもテレビなどで見たことがあるのではないでしょうか。

本来の道路の役割

伝統的なお祭りや公的機関が関わる行事であれば、全国各地様々な形で道路が活用されているのですが、やはり道路には道路の役割があります。交通機能(自動車や自転車、歩行者が安心して通行できること)だけでなく、空間機能(市街地骨格をかたちづくったり、防災的役割など)がそれにあたります。

ですので、日常的に道路を活用したイベントを行うというのは難しいのが現状です。

毎週末道路が通行止めになって迂回しなければならないとなると、道路利用者からするとかなり面倒で、警察の方も大変ですよね。(別格として銀座などの歩行者天国もあるのですが、それはそれとして。)

にぎわい創出のための場所としての道路の活用

そのような状況ではありますが、実は近年日常的に道路を活用したイベントや事業が行われるようになってきました。

こちらの写真は、新宿西口モア4番街のオープンカフェの写真です。元々、違法駐輪で悩んでいた地域ですが、この取り組みにより違法駐輪対策になったほか、さらににぎわいも生む場所となりました。

場所ごとにその背景や取り組み内容は様々ですが、道路活用に関して全国各地で様々な取組が行われています。常設化を検討するための社会実験なども盛んにおこなわれています。

街の中の広場としての道路

最後のこの写真は、弊社が関わった神田淡路町ワテラスのプレイベントの風景です。工事中ということもあり、イベントを行えるような広場がないというのも課題でした。この時には、町会の方々にご尽力いただいたこともあり、許可もおり開催することができました。

密集した建物が多く、にぎわい創出に取り組むにしても場所がないというような街では、このような形での道路の活用も考えられるのではないでしょうか。

江戸時代など、“辻(街路)”が町民のコミュニティ活動や、商売の活動の場であった時代もあるわけですし。

(内原)